女性のエンパワメントプレイスを目指す虹のさき堂では、女性の個人事業主のコミュニティ(虹のさきStarts)を運営しております。
今回インタビューするのは、アフリカンファブリック作家 kokoperi 代表の村田邦子さんです。
SHOP:https://kokoperi.thebase.in/
Instagram:https://www.instagram.com/kokoperikuni
Facebook:https://www.facebook.com/kuniko.murata.9/
インタビュアーは馬場環です。
村田邦子さんは「くんちゃん」という愛称で皆から親しまれるとてもポジティブなキャラクターの持ち主です。朗らかな笑顔で、大きく包んでくれる雰囲気を持った女性。
アフリカンファブリックの色鮮やかな布、元気を運んでくれるモチーフたちは、その朗らかな存在にとてもマッチしています。
馬場とはかれこれ5年ほどのお付き合いなのですが、年を経るごとにパワーアップしていくくんちゃん。
今回のインタビューでは、彼女の戦略的思考の部分にフォーカスしたくてお話を伺いました!
※村田さんの起業のきっかけなどはこちらからご覧ください→クリック
それでは、インタビュースタートです!
馬場:虹のさき堂にも、kokoperi さんの商品を置かせてもらっているけど、販売して感じているのは、やっぱりくんちゃんのキャラクターが全面にでている商品ですよね。
村田さん(以下敬称略):商品があふれて、情報があふれている今、お客様に喜んでもらうのは当たり前のことになっていて。オリジナルのエピソードを3つくらい掛け算することで自分だけのストーリーになるといわれてます。
わたしのブランド kokoperiでいうと、指定難病患者×アフリカンダンス×民俗学を専攻していた ということでオンリーワンのストーリーが生まれます。
あと、販売戦略にも気を配っています。購買層に合わせた販売戦略をその時々で立てています。たとえば、百貨店などシニア層多めの展示販売会では、やはり社会的信用が必要だったりします。そういうときに効果的なのは、取材されて新聞記事の切り抜きをお客様の目につくところにディスプレイします。
「わたしはこういう人です、こういう思いで商品づくりをしています」をダイレクトに届けたいですし。
馬場:なるほど。2021年は、百貨店にも進出したり、また一番チャレンジングだったのはオンラインマルシェですよね!
村田:わたしたちオンラインマルシェのチームでは、「2.5次元接客」と呼んでいます。
馬場:2.5次元接客ですか???
村田:そう。2次元でもなく、3次元でもない。
※ちなみに2次元→文章やSNSによる接客 、3次元→リアル販売・香りを感じたり触ったりすることができる接客
オンラインでマルシェの空間を設けて、文章や写真を用いたスライドで自ブランドのプレゼンを行って、販売自体は自ブランドのECサイト等へ誘導するというオンライン販売接客です。
馬場:ご自身は得意な方でしたか?
村田:得意でしたねー。完全に営業ですから。しかも、すでに自ブランドのことはある程度理解してくれていて、お客様のこともある程度の情報は共有されているので、距離を縮めることにロスが少なく感じました。
オンラインイベントの良いところは、類似の店舗の品定めをされることが少ないことです。
お客様が、自ブランドに集中してくださいます。
あとは、購入につながりやすいように導線を整えておくことが大切かな。
馬場:そうですよね、色々見て購入への導線がややこしかったりすると離脱しちゃいますもんね。どんな工夫されたんですか?差支え無い範囲で教えて下さい。
村田:オンラインイベントで売れる作家さんは必ずやっていることがあります。
お客様をお名前で呼ぶことです。顧客をお名前で呼ぶことで、親密度が増すということは営業の鉄則です。
また、クロージングに入るときに、文言をあらかじめ準備しておくこと。SNS情報であるとか。すぐお客様にメッセージできるように準備しておきます。
あとは、最終の購買可能なサイトのQRコードをスライドの同じ位置に、どのスライドにも添付しておくことです。お客様はPCからオンラインマルシェに入店されることが多く、スマホは空いている状態。そこで、どのタイミングでも最終導線のサイトに飛べるようにしておくことが大切です。
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馬場:完全にお客様の動きを把握した準備ですよね。
村田:リアルイベントがなくなったときに、走りながら体得していったんですよ~。
馬場:いまは主催されてますよね、そこに至るまでどんなながれでそうなったんですか?
村田:はじめは、オンラインマルシェにでないかと誘われたのが2020年5月のこと。
何かできるかも!! とおもって、ウェブカメラをメルカリで大急ぎで購入したことを懐かしく思います。
ハンドメイドオンラインマルシェ(HOM)0~4回まで開催し、現在は代表をしています。
馬場:2020年5月っていうとコロナの影響もでて、リアルイベントが自粛されていた時期ですよね。今、オンラインも当たり前になってきて。
うまく活路を見出してこられたんだなと感じたのですが、そのあたりをご自身ではどのように分析しているんですか?
村田:もうねーおとなしくできないんです(笑)
行動が早い=答えが早い!ということ。悩む時間って本当にもったいないと感じているんです。
私のポリシーとしては、「思い立ったが吉日」
やらなかったこと自体を後悔します。
馬場:悩むときってあるんですか?(ちょっと失礼ですみません)
村田:自分以外の家族の思考に振り回されることは多々あります。
馬場:そうしたときに、どのようにスイッチを切り替えているんですか?
村田:自分次第だと思っています。ラッキーととらえるか、アンラッキーととらえるかは、結局は自分次第。だからポジティブにとらえるようにしています。
私、年々生きやすくなってきているなと実感しています。
心臓に毛が生えているとも自認しているから、「心臓アデランス状態」です!
馬場:今日は楽しいお話をありがとうございました!
まだまだオンライン活用できていない虹のさき堂ともぜひ仲良くお願いします。
村田:インスタライブいっしょにしよー
kokoperi さんの商品は、虹のさき堂にてお取り扱いしております。
元気になる布雑貨を持っておくことで、パワーチャージされるかもです!
ぜひご来店くださいね。